しーそーきゅー

mis@(みさ)のブログです。日常とか告知とか。

つくし賞(称)にて「称品」をいただきました。

 

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つくし賞(称)2021 展示作品 「今を生きる」

 

はじめに。

近況報告を含む絵に関係のない話題が続きます。

この記事で最終的に伝えたいことはタイトルの通りなので、

長文が苦手な方はタイトルとこの絵だけ見てもらってブラウザバックで大丈夫です。

ではどうぞ。

 

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こんにちは。

「これくらいだったらクーラーつけなくても大丈夫かな?」という野生の勘をことごとく外して、プチ熱中症にかかりまくっているみさです。

あまりにヘナチョコな私を見て心配した夫が温度計と湿度計を買ってきました。

湿度が60%超えるようならつけなさい、と。

今までどうやって日本の夏を乗り越えていたのだろうと不思議に思いましたが、そ

ういえば去年までの十数年は会社勤めをしていてクーラーガンガンな環境にいたのでした。

むしろ寒かったです。

あと毎年夏は仕事がクソ忙しくて、暑さに目を向ける余裕などなかったことを思い出しました。

夏以外の季節もそれなりに忙しくて、仕事で忙しい分にはお金のことを強めに考えていれば耐えれるのですが

精神的に余裕がなかったことで、周りの皆さんにはたくさん心配をかけてしまいました。

それは、主に会社での人間関係が原因だったのですが、持ち前の我慢強さが悪い方向に発揮されてしまい10年以上この環境に甘んじることになりました。

(上司のいないところで不平不満はぶつぶつ言ってましたが)

でも結婚を機に会社を去る、という選択肢が出てきたときに正直とても迷いました。

普通に環境が変わることにビビってしまったんですね。

それからもうひとつ。

長年我慢してきたせいで、「自分はパワハラを受けて当然の人間なんだ(これからもそういう人生なんだ)」というヤバめの自己暗示にかかってしまい、幸せの匂いのする方になかなか舵を切れませんでした。

このときの葛藤は凄まじく、思いのたけを綴るのに実にノート2冊半ほど消費しました。

その間、たくさん本を読みました。

本の選び方は、「大きめの書店に行き、本棚の間をなんとな~く歩いて、良さげな背表紙(タイトル)の本を手に取り、心がキュンとしたら買う」というもの。

ジャンルはさまざまです。

自分でも意外だったのですが、行き詰ったときこの行動にすごく癒されていました。

本を買うとなるとお金に余裕があるときしかできないことではありますが、知識が増えるのが楽しかったというほかに、

上手く言えないんですけど・・・本棚に自分の興味のある本がどんどん増えていくのが「私は空っぽじゃないんだ」と思えて嬉しかったです。

読んだ本の中で幡野広志さんの「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」という本があって、

その中の一節に

「大切な相手をうっぷんを捨てるゴミ箱みたいに扱う人間にしてしまう仕事って、なんなんだろう。」

というのがありました。

これは、幡野さんがストレスのたまる仕事をして、奥さんにイライラをぶつけてしまったときのことが書いてるページです。

この一文を読んだときに雷に打たれたような衝撃が走りました。

これ、まさに今の私じゃん、と。

10年以上もの間、私は自分の不幸でいっぱいいっぱいで、大切な家族、友だち、恋人をゴミ箱みたいに扱ってきていたと。

会社のストレスのせいとはいえ、ものすごくショックでした。

同時にめちゃくちゃ反省しました。

当時付き合っていた恋人(今の夫)に会社の愚痴を聞かせているとき「みささんが苦しいと自分も苦しい」と言っていました。

それを思い出したときに、絶対に辞めなくちゃいけないんだ!と踏ん切りがつきました。

 

会社を辞めたからといって、この先不幸にならない保証はありません。

マジでいくらでも不幸シュミレーションが出来ます。

でも、とりあえず、もう明日からパワハラ上司の顔を見なくてもいいんだ!と思ったら、とてつもなく激しく込み上げてくるものがあって、

帰りの電車を待つホームで踊り出しそうになっちゃいました。

運動神経が周りをドン引きさせるほど悪いので心の中で踊るにとどめましたが、そのときの解き放たれた心境をベースにして一枚絵を描きました。

それが冒頭の「今を生きる」でした。

 

不幸慣れしすぎて、もはや幸せになることが怖いくらいだったのですが

そのときに不安を和らげるためにノートに「未来の自分を幸せにするには、今を一生懸命生きるしかない」と書いていてそれでこの絵のタイトルになりました。

 

そして、先月名古屋の展示会にて、

この絵を展示中にいただいた来場者さまのご感想の数が上位だったとの報告を受けました。

感想カードの数で順位を決めるのは・・・ということで公式からの順位発表はありませんが、とりあえずたくさんの方からご感想をいただきました。

ひとつひとつ大切に読ませてもらいました。

心のこもったメッセージ本当にありがとうございました。

今後こういったミラクルはそうそう起こらないとは思いますが、嬉しかったのでご報告させていただきました。

 

すごく長くなりましたが、今日は以上です。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

もうちょっと短文にまとめられるスキルが欲しいです・・・(笑)

では。