「夏の匂い」展終了しました。
こんにちは。みさです。
毎日暑いですね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
暑い日やムシムシする日は無理せずにクーラーつけてくださいね。
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先日ぎゃらりぃあと様での展示「夏の匂い」に参加させていただきました。
こちらの展示の全体テーマは「夏」
総勢32名の作家様方が参加された展示会でした。
「夏」というテーマなら気持ちを乗せて制作できる!(思いっきり趣味に走ってやろう)と思い、スケジュール的には結構きつかったのですが申し込みをしました。
私が「夏」から連想したものが「お墓参り」や「幽霊」だったので、夏というテーマで集まった作品の中で最も後ろ向きな内容だったのではないかと思います。
私は絵を描き始める際、思いついた言葉をつらつらと書きだしてどんな風に描くかを固めていきます。
今回、上の二つ以外には「セーラー服」「青春」「汗」「夏休み」「田舎へ向かう電車」「ひまわり」「七夕」を思いつきました。
感情移入するために、キャラクターに名前を付けていたりします。
この子は「夏野夢」という名前でした。
最初に貼った「夏の夢」の中で飛行機雲を見上げている女の子は「未来」という名前にしました。
未来は絵を描いているという設定だったのでスケッチブックを持ち歩いています。
「私のプリマ」の「私」とは未来のことです。
未来にとって夢は特別だったということですね。
夢をこのポーズにしたのは、バレエをやっている女の子という設定を伝えたいというほかに、
両足の角度が未来が見上げている右肩上がりの飛行機雲を連想するといいなと思ってこのポーズにしました。
体が上手に描けなくて、四苦八苦しながら過去最もラフに時間をかけて制作しました。
儚さを感じ取ってもらえたらいいなと思い、すぐ消えてしまうシャボン玉や天使っぽい羽も描き入れました。
一枚では普通に元気な女の子という感じですが、「夏の夢」や次の「ラストダンス」を見たあとで見ると印象が変わるようなそんな絵にしたかったです。
こちらは七夕のイラストです。
水鏡(?)にうっすらと映る影は未来のものしかありません。夢は透けています。
未来の願いごと「もう一度会いたい」が叶い、ふたりで最後のダンスをするシーンです。
でも夢の願いごとは未来に向けて「今を生きて」で、もう過去にとらわれずに前を向いてほしいというメッセージが込められています。
名前が未来なのにいつまでも前を向けず過去にとらわれているのが矛盾して面白いなぁと思いました。
(・・・自分の考えた創作でここまで悦に入る人なかなかいないと思います。)
「夏の夢」で、未来の手首にまかれている黄色いリボンは夢が髪を結んでいたものです。
持っているミニひまわりは、お墓にお供えするお花。
なんとなく気づいた方がいたら嬉しいなあ。
以下余談です。
こちらは、「夏の匂い」展の数日前に終了した「つくし称(賞)」での展示作品です。
これを描いている時点では、特に夏の匂いでの構想はなかったのですが、
仕上がった時点でこの絵があまりに気に入ってしまって、引っ張られるように夏の匂いの作品三点を制作してしまいました。
なので実質四部作ですね。
制服若干違うんですけど、黄色いリボンしてないし、たぶん死後の夢なんだろうなあ・・・。